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農業を軸に集落活性を/大学生とブドウ農家ら交流

2015.9.24

岡山大学の学生と新見市豊永地区のブドウ生産者、JAや行政などの関係者たちが9月18日、同市で地域農業の活性化をテーマに膝を交えて交流しました。県、JA岡山中央会、中四国農政局の産官学連携による大学講義の一環。ブドウ「ピオーネ」の収穫体験やグループ討議を通じて農業を軸とした集落の維持活性などに知恵を絞りました。

ブドウ「ピオーネ」の収穫体験などを通じて、農家から農業の魅力を学ぶ岡山大学の学生
ブドウ「ピオーネ」の収穫体験などを通じて、農家から農業の魅力を学ぶ岡山大学の学生

 

学生たちは、「こんなに大粒で甘くておいしいブドウは初めて」とピオーネの商品価値に喜びと驚きをみせました。「もうかる農業」「楽しい農業」に取り組む姿を目の当たりにし、「想像以上に経営が安定していることがわかった」と関心を示しました。都市部からの新規就農者の定住率100%という実績にもふれ、「農業の魅力だけでなく、人の温かさや人と人とのつながりなど田舎暮らしの良さを農家自らがもっとアピールしてほしい」といった意見も出ました。

討議では産地を守っていくための対策も話し合いました。高齢農家らの作業を支援できる体制づくりや農業生産法人の設立による農地の集積と経営の一元化など検討しました。「新規就農するためには農地確保や設備投資などハードルが高い」といった指摘もありました。

農家は「講義をきっかけにブドウ作りに興味を持ち、一人でも多く就農してほしい」「若者の定住を進め、人口減少に歯止めをかけるためにも農業の活性化が欠かせない。体験交流を通じて農業に関心を持つ若者が増えてほしい」などと期待を寄せました。