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冬が旬の新見の白ネギ人気/霜にあたり、甘くてやわらか/規格外も直売で励み

2016.1.8

「カルスト寒甘ねぎ」の愛称で岡山市場に出荷する他、規格外品はJAふれあい市場で直売します。
「カルスト寒甘ねぎ」の愛称で岡山市場に出荷する他、規格外品はJAふれあい市場で直売します。

JA阿新のふれあい市場で白ネギが甘くてやわらかいと人気を集めています。収穫期に霜を受けているのが特徴で「カルスト寒甘(かんかん)ねぎ」の愛称で岡山市場にも出荷しています。豊永地区で5㌃を栽培する髙杉隆弘さん(77)も農家の一人。今シーズンは台風の影響で規格外が多かったが「直売所でよく売れるので助かる」と収穫に励みます。

 「カルスト寒甘ねぎ」は草間・豊永地区の農家4人が16㌃を栽培。標高450㍍前後のカルスト台地の黒ボクといわれる水はけの良い土壌や朝の冷え込みを生かしています。軸の生長に合わせて土寄せを5回以上も繰り返し、白い部分が30㌢以上になるよう育てます。

髙杉さんは野菜作り30年以上のベテランです。「手を掛けただけよいものができるのが楽しい」と力を注ぎ、有機質堆肥による土づくりや病害虫対策、土寄せも丁寧にこなします。しかし、今シーズンは生長の最中だった夏場に度重なる台風の被害を受け、曲がりが目立ちます。「曲がっているだけで味には影響ない。手頃な価格で多くの人に届けたい」と奮起します。

市場には1月末までの出荷を見込むものの、暖冬の影響で鍋物需要が伸びず相場は低調です。それでも地元の消費者においしい白ネギを知ってもらえるチャンスととらえ、3月頃まで直売所に少量ずつ出荷する計画を立てます。鍋物だけでなく、焼いて酢みそで味わったり、てんぷらにしたりするのもおすすめといいます。

 髙杉さんは「市場相場や天候に左右されることはあるが、丹精して育てた野菜を捨てることなく食べてもらえるのが農家にとって一番うれしい。売れる喜びを励みに生産を長く続けていきたい」と意欲をみせます。