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鯉のぼりで集落に活気/地域創生へ初イベント/JA阿新女性部・菅生支部

2016.5.5

JA阿新女性部・菅生支部は、過疎の集落を女性パワーで元気にするイベントを立ち上げました。地産地消や食文化の伝承などで役割を発揮し、JAをより所に住民と一体となった協同活動をけん引することで地域活性化につなげようと部員55人が結集。第1弾は5月の大型連休に「こいのぼりまつり」を初めて催し、鯉のぼりを飾った集落で山菜料理などをもてなし、山間に子どもたちの笑い声がこだましました。

地元の子どもたちと鯉のぼりを揚げる女性部員
地元の子どもたちと鯉のぼりを揚げる女性部員
まつりに合わせ、集落内に60基以上の鯉のぼりが泳ぐ菅生地区
まつりに合わせ、集落内に60基以上の鯉のぼりが泳ぐ菅生地区

市内の集落は人口減少が問題となっています。菅生地区も例外ではなく、2013年度の小学校の廃校を最後に、全ての学校や幼稚園が地域から姿を消しました。今では小学生が12人ほどになり、子どもの象徴である鯉のぼりが泳ぐ風景も珍しくなりました。部員の一人は「30年前頃までは、5月の連休になればどこの家にも鯉のぼりが泳ぎ、活気にあふれていた」と嘆きます。

そんな現状を憂い、女性部が奮起。「JA女性 ふみだす勇気 学ぼう伝えよう・地域ととも!」を合言葉に新たな一歩を踏み出しました。大月礼子支部長は「地域が輝くために身近な資源に自分たちが気づき、それらを古里の魅力として外へ出て伝える活動に力を入れたい」と意気込みを語ります。

まつりでは住民の全戸に呼び掛け、家庭で眠っている鯉のぼりを揚げました。5月4日の当日には、集落の入り口やJA営業所、廃校の校庭、各家庭の庭先などに古びたものから真新しいものまで計60基以上が初夏の薫風を受けて気持ちよく泳ぎ、集落を明るく染めました。

会場となったJA営業所周辺では、部員やJA職員らが地域特産の山菜の天ぷらやばらずし、よもぎ餅などを販売した他、金魚すくいやもちまきなど多彩な催しで行楽客や帰省客らと交流を深めました。部員の一人は「女性パワーを地域社会にアピールし、地域づくりに積極的に参画していきたい」とイベントの意義を話しました。

よもぎもちをつく女性部員やJA職員
よもぎもちをつく女性部員やJA職員
JA阿新菅生営業所を拠点に開いたこいのぼりまつり
JA阿新菅生営業所を拠点に開いたこいのぼりまつり
山菜の天ぷらやばらずしなどふるさとの味で行楽客らをもてなしました。
山菜の天ぷらやばらずしなどふるさとの味で行楽客らをもてなしました。