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香港でピオーネのトップセールス/新たな販路に手応え

2016.10.5

JA阿新は、特産ブドウ「ピオーネ」の香港での販路開拓に乗り出しました。自由貿易制度やアジアの拠点としての地理的優位性に加え、人口増加や高所得層の拡大などを背景に新たな輸出先として有望と判断。10月1日から2日間、役員らトップが大型百貨店での販売促進や市場視察などを行い、ブランド化と知名度アップによる新たな需要の掘り起こしに手応えをつかみました。

イオン香港コーンヒール店でピオーネの試食やパンフレットを配るJA役員
イオン香港コーンヒール店でピオーネの試食やパンフレットを配るJA役員

海外ではこれまで台湾の販売拡大を進め、指名買いを受けるなどブランドが浸透。昨年は前年比3倍アップの100㌧を輸出しました。一方、香港では「巨峰」の流通が中心で、「ピオーネ」は種がなく食べやすいにもかかわらず、消費者に認知されていないのが現状です。

そこで今年は新見市などと連携して香港でトップセールスを催すことにしました。大型スーパーでの商談や試食販売を通じてPRした他、貿易関係企業との情報交換や市場視察などを通じて経済情勢や消費動向を把握し、商機を探りました。店頭では1房約130ドル(約2000円)で販売。初めて試食する買い物客がほとんどだったものの、食味や商品性など評価は高く、用意した2日分の224房を初日で完売する人気でした。

JAの二摩一正専務は「香港は全体的に物価が高くお金持ちが多い印象。アジア貿易の拠点都市で輸出に弾みを付け、農家所得の安定につなげたい」と展望します。