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山間部の買い物支援へ/生活インフラ一翼担う/移動購買車で地域活性

2016.11.8

JA阿新は、組合員をはじめ地域住民の買い物支援のため、移動購買事業に乗り出しました。食料品や日用品などを軽四貨物車に積み込み、店舗から遠い山間部を中心に巡回販売します。人口減や高齢化により店舗の存続が難しくなる中、ライフラインと高齢者の安否確認の役割を担います。買い物の楽しさも提供し、JA自己改革の一つに掲げる地域活性化に貢献します。

移動購買車の出発式であいさつする山本組合長
移動購買車の出発式であいさつする山本組合長

JAは支所統廃合など機構改革を進めています。来年の春までに4つの購買店舗を廃止する計画です。その代替えサービスに位置付け、山間部の条件不利地で採算がとれないなどの理由で近くに店舗がなかったり、業者が参入していなかったりする新見市内の6つの地区で運行。自動車やバスなどの移動手段を持たない高齢者らの買い物への不安をぬぐい、安心な生活を支えます。

新見市内6地区を巡回する移動購買車
新見市内6地区を巡回する移動購買車

移動購買車には冷蔵・冷凍装置を備えた軽四貨物1台を導入し、「ふれあい号」と名付けました。常時約500品目の商品を積み、週に1~2回ほど各地区の指定場所に出向いて30分ほど店開きします。Aコープ店と連携し、野菜や精肉、鮮魚など生鮮食品、惣菜なども揃うのが特徴です。スタッフの大塚晃良職員は「かゆい所に手が届くようなきめ細かいサービスを通じて住人とのつながりを強め、地域から愛される移動店舗を目指したい」と意欲をみせます。

食品や生活用品など約500品目を移動販売する「ふれあい号」
食品や生活用品など約500品目を移動販売する「ふれあい号」

11月7日に出発式を開き、山本日吉司組合長は「高齢者の暮らしを守る中心的な役割をJAが担いたい」と述べました。最初の指定場所へ買い物に訪れた80代の女性は「自動車を持たないし、足が不自由なので、将来の買い物に不安を感じていた。自宅の近くまで来てくれ助かる」と喜びました。