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ブドウ10億円突破に沸く/産地づくりへ一丸

2016.12.7

JA阿新と同ぶどう部会は、2016年産で過去最高となる10億5000万円を販売しました。税抜で大台を突破するのは初めてで、産地化から29年かかりました。ピオーネを柱に品質重視の生産にこだわり、市場ニーズと合致したことで過去3番目の高値につながりました。産地一丸での快挙に沸く一方、関係者はあくまでも通過点と一層の生産拡大とブランド力の向上に気を引き締めています。

くす玉を割り、喜びに沸く関係者
くす玉を割り、10億円突破を祝う関係者

今年は同部会に所属する新見市内の農家314戸が86haを栽培。盆向けの加温物で先行販売し、主力の露地物は9月上旬から11月中旬まで東京、大阪などの市場に出荷しました。輸出拡大による国内相場の引き締めを狙い、香港でトップセールスを行い、新たな販路の開拓にも取り組みました。

出荷量は1072トンで過去最高となった前年を1割強下回りました。一方で1キロ当たり平均単価は前年に比べ2割以上高くなる約1000円となりました。シーズンを通して気温が高めに推移し、他産地の出荷が前倒しで進む中、肥培管理の徹底により平年通りの時期に品質の高いピオーネを安定して届け、市場ニーズに応えました。

11月下旬に新見市や新見農業普及指導センター、JA全農おかやまなどの関係者が出席して記念式典を開きました。田中邦男部会長は「東京市場への進出や日本農業賞大賞受賞などを糧に農家一人ひとりが安全安心おいしいピオーネの生産に努め、全国にアピールした成果が実を結んだ」と喜びを語りました。

山本日吉司組合長は「新見市の経済を支える大きな数字であり、地域の活性化の役割も担っている。今後も『農家所得の向上は産地づくりから』をモットーに産地にかかわっている全員の力を結集していきたい」と感謝を述べました。