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うまい桃作り半世紀/産地再興へ機運/部会が記念大会

2017.3.4

JA阿新桃部会は、消費者に喜ばれるおいしい桃づくりに取り組み、50年を迎えました。産地一丸で優良品種の導入や技術の確立を進めるだけでなく、糖度選別による出荷体制も整え、品質を重視してきました。今では地域を代表する夏の果物として定着し、ふるさと納税の返礼品などでも人気です。3月3日には記念大会を新見市で開き、農家をはじめ関係者ら85人が集まり、産地の発展を誓いました。

感謝状を受け取る歴代部会長
感謝状を受け取る歴代部会長

 

部会は1967年に発足しました。新見市の草間、豊永地区を中心に56戸が栽培を始め、最盛期には63haの生産団地を形成していました。農家の高齢化などで栽培面積が3分の1ほどに減ったものの、近年は産地を復活させようと、JA選果場に糖度センサーを導入して食味の平準化を実現した他、定年帰農による新規栽培者の育成、県の次世代フルーツ「おかやま夢白桃」への改植などに力を入れ、生産機運が高まりつつあります。

16年産は前年に比べ2割以上高い単価を確保し、7300万円余りを販売しました。大会では梶上勤さんら歴代部会長5人と前組合長の二摩紀昭さんに感謝状を贈った他、歴史の振り返りや関係者からの激励を受けるなどして生産意欲を高め合いました。今年は農家63人が22haを栽培し、出荷量120t、9000万円の販売を目指します。

藤野和孝部会長は「関係者一丸となって新規栽培者の育成などを通して活力ある産地づくりを進め、ブランドを守っていきたい」と飛躍を誓いました。山本日吉司組合長は「地域の貴重な産物の一つとして、販売高1億円の産地を復活させたい」と述べました。