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協同で水田を守る/農家と職員が作業に汗/JAが育苗、耕作を担う

2017.4.4

JA阿新は持続可能な水田農業の実現に向け、組合員と職員が一体となって農作業に汗を流しています。4月4日には田植えを前に育苗施設で種まきを始めた他、新たに水稲生産を手掛ける農業経営センターで職員が耕作に取り掛かりました。農家を雇用しながら運営し、育苗施設では約450ha分の約9万枚を育てて配送する計画です。4月下旬からのピーク時には一般職員も出てフル稼働で農繁期に対応します。

共同育苗施設で水稲の種まきをする農家
共同育苗施設で水稲の種まきをする農家

育苗施設には農家を中心に26人を雇用します。近年は異常気象による気温変動の影響を受けやすく、マニュアルに頼るだけでなく、経験豊かな農家の技術やノウハウも作業に役立て健全な苗の生産に努めています。農家は自分の農作業が忙しくても、他の農家へ供給する苗の生産を優先します。

堀口孝則施設長(71)は「苗作りを経験したことのある農家ばかりだからスムーズに作業ができ頼りになる。毎年が1年生という気持ちで丹精し、健全な苗を育てたい」と気を配ります。

農業経営センターは、JAが4月から新たに乗り出した農業経営事業の一翼を担います。初年度は農地中間管理機構を通じて市内12戸の約4haを借り受けて水稲を耕作する計画です。専属職員が自らトラクターや田植え機、コンバインに乗り込み、作業に従事します。除草や施肥、病害虫防除、畦畔の草刈りなども手掛け、秋の収穫を目指します。田村雄二センター長は「JAに任せてよかったと実感してもらえる農業を営み、耕作放棄地の解消に貢献したい」と意欲をみせます。

水田を耕うんする農業経営センターの専属職員
水田を耕うんする農業経営センターの専属職員