旬の話題

桃の長期出荷へ品種探る/肥培管理が本格化

2017.4.26

JA阿新桃部会は、7月中旬から9月下旬までシーズンを通した出荷体制の確立を探っています。盆の需要期を中心に体系を整えているものの、それ以降の品種が乏しく9月上旬まで端境期があるからです。県が育成した極晩生品種の試験導入から3年を迎えました。4月中旬には一斉に花が満開となり、農家は安定生産に向けて肥培管理に余念がありません。

満開を迎えた花を間引く従業員
満開を迎えた花を間引く従業員

部会は産地の特色である赤い桃を維持しつつ県奨励品種の生産を増やしています。「おかやま夢白桃」への改植などで7月中旬から盆までの贈答ニーズに応えていますが、生産量が不足しており、盆以降の市場からの引き合いも強まっていました。秋まで継続して売り場を確保することで、JA園芸課は「市場価格の変動リスクを分散でき、農家手取りの安定化も見込める」と話します。

新見農業普及指導センターと協力し、新たな品種を模索。9月上旬の「黄金桃」の出荷につなぐ岡山PEH7号、同8号を試験栽培中です。今年の夏には収穫できる見通しで、評価会で栽培普及に向けた検討を進める考えです。

市場出荷や観光用に3haを栽培する大原観光果樹園では、480本の肥培管理の作業が本格化。従業員が余分な花を落としたり、受粉作業をしたり、作業に追われました。倉敷市から作業に駆け付ける従業員は「生まれ育ったこの土地に愛着があるし、特産の桃を誇りに感じる。産地を守るため力になりたい」と作業に汗を流しました。