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上質ピオーネ生産専念/安定出荷へ適正な房作り/講習会で徹底

2017.6.2

JA阿新は、主力ブドウ「ピオーネ」の高位平準化に向け、新見市内19地区で講習会を展開中です。ぶどう部会314人全員を対象にシーズンを通して約100会場に営農指導員が足を運び、農家の参加率は9割と意識が高い。6月は品質向上の鍵を握る房作りなどが大詰めを迎えます。簡易的な農業生産工程管理(GAP)の励行と並行して適期作業を呼び掛けます。

講習会で適期管理を呼び掛ける営農指導担当者
講習会で適期管理を呼び掛ける営農指導担当者

部会は市場が求める品質や数量を確保するためJAに販売を任せ、生産に専念しています。重要な役割を担っているのが作業段階に合わせて開く講習会です。新見農業普及指導センターと協力し、気象傾向や生育状況を踏まえ、市場ニーズや販売動向なども見据えながら基本作業をアドバイスします。
昨年は講習会を通じて農家に市場動向をつなぎ、1房でも多くの出荷を呼び掛けました。部会全体で統一的に肥培管理や出荷調製に努め、過去最高の10億5000万円を販売しました。林卓史営農指導員は「シーズンを通して農家と顔を合わせ、需要に応じたブドウ作りを基本に信頼関係を強めたい。販売まで安心して任せてほしい」と話します。

今年の講習会では1房650g前後の基本的な房作りを徹底します。上品な房形に仕立て、粒の大きさや果皮の色づき、食味の向上を促します。5月には開花前の花穂の整形や枝葉の管理などシーズンで最も重要な技術を確認。気温が高め傾向のため、生育の早まりに注視しながら適期に管理します。

井倉支部の農家は「毎年繰り返しの作業だが、年によって状況が異なるから欠かさず参加している。他の農家や地域の情報を聞きながら足並みを揃えて確実に作業をこなしたい」と話します。