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一家の柱になり、リンドウ初出荷に気合い/新規就農の池川さん

2017.6.16

JA阿新花き部会が組織を上げて育成してきた若者が、リンドウ専業農家として新たな一歩を踏み出しました。香川県出身で新見市へJターンした池川博泰さん(29)です。2年間の研修期間で経営感覚や基本技術を身に付けるだけでなく、結婚して妻子を設けるなど地域にも打ち解けました。周囲からあたたかく見守られ、この夏、念願の初出荷を迎えます。

リンドウで新規就農した池川博泰さん(哲多町田淵)。JAグループ岡山テレビ番組「笑味ちゃん天気予報(RSK山陽放送)」の小坂恵梨レポーターが取材に訪れました。
リンドウで新規就農した池川博泰さん。JAグループ岡山テレビ番組「笑味ちゃん天気予報(RSK山陽放送)」の小坂恵梨レポーターが取材に訪れました。放送日は6月19日(月)午後6時50分~。

池川さんは、会社の営業で各地を転勤するサラリーマンでした。「都会の空気に馴染めない。田舎で暮らしたい」。そのためには農業という仕事を一番に思いついたといいます。

岡山県が開く就農相談会で新見市のブースに目が止まりました。担当者からは軽作業が多く一人でも切り盛りできるリンドウを勧められました。当時の部会長を訪問し、「ここで生活していく覚悟があるのか」と問われ、やってみないとわからないのが本音でした。

部会で先駆けて専業経営する同世代の先輩農家が目標になりました。「1年間本気でやっているところを見せれば、周りから認めてもらえる」と背中を押され、一通りの作業を夢中で学んだ。栽培のための農地やトラクター、空き家の手配まで親身に相談にのってもらいました。

苗の植え付け作業は、部会の仲間が駆けつけて助けてくれました。先輩農家のほ場の隣に25㌃を構え、紫、白、ピンクの花色を組み合わせて13品種の作型体系で栽培をスタートさせました。人生の伴侶も得て、この春には長男が誕生しました。

今年は8万本の出荷が目標です。間もなく咲き始める花を待ちわび、念入りに肥培管理に励んでいます。6月15日にはJAグループ岡山のテレビ番組「笑味ちゃん天気予報(RSK山陽放送)」の取材も受けました。池川さんは「周りがいい人ばかりだったので就農までたどり着けた。地域の一員として一家の大黒柱としてしっかり地に足を張って頑張りたい」と意欲満々に語りました。

先輩農家の奥山亮部会長(40)は「自分のこと以上にうれしい。経営が早く軌道に乗るよう部会をあげて支えていく」と目を細めます。