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リンドウ大臣賞に産地沸く/スーパーで販売促進も/JA阿新花卉部会

2017.8.2

JA阿新花卉部会は、地域特産の切り花リンドウで農林水産大臣賞に輝きました。前回に続く若手や女性の活躍に産地は活気付き、販売促進にも熱が入ります。今年はスーパーなどに働き掛けてフェアやキャンペーンを展開。涼やかで多彩な花色、日持ちの良さといった魅力を伝え、仏花にとどまらない多様な需要を掘り起こします。

山陽マルナカの店頭特設コーナーには、花束を凍らせた氷柱もお目見え。涼やかなリンドウを買い物客にPRしました。

 

大臣賞を受賞したのは、若手の筆頭で新規就農の先駆けとなって産地をけん引する奥山亮部会長(40)です。7月中旬に県などが開いた今年度の共進会で、切り花を中心に計150点がひしめく中、最高位をつかみました。2015年には田辺実千代さんが同賞を獲得しており、同部会が生産するリンドウの評価が高まっています。

この他、31日に新見市内で開いた共進会では最優秀の市長賞に夢野花農園の大島節子さんが輝くなど女性農家が入賞を席巻。新規就農で今年から出荷を始めた池川博泰さんも名を連ねました。

今年の新見市花き共進会で入賞したリンドウや小菊、トルコキキョウ

部会は80万本を出荷する西日本有数の産地です。それでも奥山部会長は、新見のリンドウを知らない人が多いことを痛感したといい「なんとか知名度を高めたい」と一念発起。今年度から部会長を務め、自ら広告塔となって奔走しています。

今年は地元の岡山市場を中心に販売促進に打って出ました。例年、価格が低迷する7月下旬を乗り越えるためです。仲卸の協力を受け、29日には岡山県内を中心に食品スーパーを展開する株式会社山陽マルナカの51店舗で計2万5000本を一斉に販売するフェアの開催にこぎつけました。この内、新倉敷店は店頭に特設コーナーを設置。部会員ら12人が出向き、「敬老の日や結婚式、フラワーアレンジメントにも向くリンドウを知って」とPRしました。花束を凍らせた氷柱もお目見えし、涼やかな紫の花色と氷の演出に買い物客が足を止めて関心を寄せました。同社のバイヤーは「花色が鮮やかで日持ちが良く、年々取扱いが増えている。より新鮮な状態で早く届けられる地元産の強みを生かしてしっかり売っていきたい」と期待を込めます。