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農畜産物の販売強化へ/お買い得感や情報発信/アンテナ店リニューアル

2017.11.11

JA阿新は、大消費地を抱える阪神都市圏での農畜産物の販売強化に向け、直営アンテナ店(兵庫県宝塚市)のてこ入れに着手しました。この秋には「あしん館」を新装開店し、産直売り場をワンフロア化した他、買い物でポイントが付く電子カードの発行も新たに始めました。FMラジオの活用に加え、12月からは写真投稿サイト「インスタグラム」を活用したキャンペーンも展開し、新規顧客の獲得を目指します。

2階構成だった産直売り場をワンフロア化した「あしん館宝塚店」

アンテナ店は、年間25万人が利用する同JAの情報発信基地です。地元農畜産物の加工販売を通じて4億円余りを売り上げ、組合員の有力な販路として必要とされています。JAの山本日吉司組合長は「さらなる集客対策と生産拡大を進めて農家所得の増大に取り組み、地域活性化につなげたい」と10年ぶりの改装に力を込めます。

産直売り場は、これまでの2階構成を1階に集約しました。会員が生産する野菜や果物、加工品の売り場に特産品コーナーを併設。特産「千屋牛」、産地精米「にいみ源流米」、県内特産加工品を買い求めやすく配置しました。照明にはLEDを導入し、明るく清潔感のある売り場で商品の見栄えが格段とよくなりました。オープン初日の10月12日には1000人の客が詰めかけ、野菜のほとんどが2時間ほどで売り切れました。

産地直送の精米コーナーを1階の売り場に移設し、お買い求めやすくしました。
精肉コーナー。国内最古の和牛として売り出し中の「千屋牛」をはじめ、新見産の豚肉「ピーチポーク」、鶏肉「あしん鶏」を販売しています。

一方で葉物野菜を中心に一層の出荷拡大が課題になっています。11月7日には会員40人が新しくなった店舗を視察。売り切れ続出の陳列棚を目の当たりにし、生産意欲を高めました。美穀支部の藤澤清支部長は「田舎の身近にあるものを一つでも商品として掘り起し出荷したい」と呼び掛けました。

視察研修で人気ぶりを目の当たりにし、出荷拡大に意欲を高める生産者

 

新装開店を機に、FMラジオ番組やコミュニティー誌による広報活動にも取り組みます。店舗や産地からの情報を積極的に住民に伝えるとともに、20代から30代の女性に向けてインスタグラムのキャンペーンを企画。一押しメニューや農畜産物、それを使った料理などを見栄えのする写真で投稿してもらい、商品の魅力を視覚的に訴えながらコミュニケーションを広げます。

生活事業部次長兼直販課の戎俊文課長は「リニューアルを機に若い世代にも楽しく買い物してもらえるよう工夫した。新たなファンを増やしたい」と意気込みます。