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ブドウ販売10億5300万円/過去最高の出荷量/来季こそ品質一番へ

2017.12.13

JA阿新ぶどう部会の今年のブドウ販売額が過去最高の10億5300万円となり、3年連続の伸びとなりました。主力の露地「ピオーネ」で果皮の色づきに課題を残し、単価が前年を下回ったものの、粒にボリュームがあり出荷量が前年比で15%上回りました。糖度や食味は抜群だったため、試食宣伝に力を入れて販売促進しました。

カヤ刈りの手を休め、担当職員から今年の販売実績を受け取る田中部会長(左)

今年は部会員314人が87haで栽培し、品質の高位平準化に向けて適正な房作りを徹底しました。しかし、シーズン通して降水量が多かったことで粒が太った上、夏場の昼夜の温度差が小さかったことが追い打ちをかけ、果皮の色づきが十分に進みませんでした。それでもJAの販売担当者は「責任を持って販売するので、ひと房でも多く出荷してほしい」と呼び掛けました。

 

特に今年は東京や大阪などの各市場、果実専門店や量販店に出向いて試食宣伝しました。市場の担当者とも毎日電話で情報をやりとりしてニーズを聞き、等階級や数量などの荷割を仕切りました。東京や香港ではJAや部会などのトップが自ら現地に出向いてPR。過去最高の出荷量となる1236tを各市場に仕向けました。

各部会員は来年の巻き返しに燃え、既にカヤ刈りやシバかきを始めました。「シャインマスカット」の生産や販売も伸びており、ピオーネに劣らない高品質生産に向けて技術確立を急ぎます。

田中邦男部会長は「10年先、20年先も産地を維持していくため、もう一度原点に立ち返り、市場や消費者に喜んでもらえる大粒ブドウの生産に一丸となって取り組みたい」と意気込みます。