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自然素材クッキー大切な人に/SNSでママに共感/ブラウンシュガー小川さん

2018.1.18

「子どもに手作りのおやつを安心して食べさせたい」。そんな母親のやさしさが伝わる地元産クッキーが、JAあしん広場で人気です。工房「BROWNSUGAR(ブラウンシュガー)」を手掛ける小川里佳さん(40)が商品化。材料に植物性食品だけを使うなどこだわり、子育て世代の30代、40代の女性を中心に共感を呼んでいます。

わが子に作り始めた素朴なおやつを商品化。子育てをしながら加工販売を手掛ける小川さん

小川さんは、1歳になったばかりの次女をはじめ3人の子育てに奮闘中の母親です。お菓子作りとは無縁でしたが、わが子の体を思い、家庭で簡単なクッキーを作り始めました。材料は国産や有機栽培にこだわり、素材の持ち味が引き立つよう工夫します。

卵、牛乳、バター、チーズといった動物性原料を一切使わないのが特徴です。精糖ではなく、きび砂糖、有機メープルシロップ、甘酒などで自然な甘みに仕上げました。子どもが喜んで食べ、友達や知人にあげても好評だったため、仕事にしてみたいと思うようになりました。

店舗を構えず、市内外で開かれるイベントに出店したり、SNS(会員制交流サイト)に写真やコメントを掲載したりして販路を開拓しました。ブログやフェイスブックをほぼ毎日更新し、子育てなど日常の出来事や買い物客の感想も添え、口コミで広がりをみせます。今ではクッキーやマフィンなど計20種類を数え、ユーザーから「甘さひかえめでうれしい」「子どもに安心して食べさせられる」「見た目ももかわいいのでプレゼントにした」といった声が寄せられるなど全国から注文が舞い込むようになりました。

2年前からは地元を中心に知名度を高めようと、JAあしん広場に出荷を始めました。材料の取り寄せから加工、包装まで全て1人で手掛け、子育ての合間をぬって商品作りに励んでいます。将来は自分の店を構えるのが夢で、育児に余裕ができる今春からのステップアップに意気込みます。小川さんは「素材にこだわった心と体にやさしいお菓子を大切な人のために想いを込めて届け、人と人とのつながりを広げたい」と愛情を注ぎます。

定番のクッキーは約15種類。人気の「コロコロクッキー」や「ゴロゴロナッツクッキー」の他、「アーモンドショコラ」「きなこクッキー」「全粒スティック」など多彩に揃います。