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リンドウ乾燥に成功/独自開発の新品種で/生産者の奥山さん

2018.2.2

JA阿新花卉部会の奥山亮部会長が、リンドウでドライフラワーを作ることに成功しました。花の色や開き具合、めしべの一つ一つまで生花とそん色なく凛とした印象に仕上がりました。自らが育成開発した品種を使った世界に一つだけの花色や花姿が引き立ちます。プリザーブドフラワーの専門店では「リンドウでここまで完成度が高いのは全国で初めてでは」と高く評価します。

リンドウのドライフラワーで仕立てたアレンジメントやコサージュ

部会はリンドウを切り花として市場に出荷するものの、相場の影響を受けて販売が不安定になる課題を抱えています。そこで、奥山部会長は加工品作りや独自品種の育成などに挑戦し、付加価値の向上に知恵を絞ります。種採りや交配を繰り返し、1万本の中から商品性が見込める7本を選定しました。

4年がかりで2つの新品種の育成にこぎつけました。花色が紫を「奥の秋風」、ピンクを「大奥」とネーミングしました。花弁が開き、日持ちがよいのが特徴で、出荷2年目ですが、市場からの評判は上々です。

昨年の秋にその一部を試験的に乾燥させたところ、生花本来の色合いや風合いなど美しい原型を残しました。岡山市の専門店「フラワーアトリエサイサイカ」に加工を依頼。アレンジメントやコサージュといった装飾品に仕立てました。

奥山部会長は「切り花にとどまらない新たな商品価値を見出し、農家所得の安定につなげたい」と手応えをみせます。