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担い手育成で成果/準備講座や相談会で/今春10人が栽培本格化

2018.2.8

JA阿新や新見市、新見農業普及指導センターが取り組む新規就農者の育成確保に向けた活動が成果を上げています。今年度は、主力園芸品目の栽培に必要な知識や技術を習得する就農準備講座を19人が修了し、10人が農業を本格化させます。1月27日には大阪で開かれた相談会に若者を中心に7人が来場。新見市への訪問に前向きな姿勢を見せています。

講座の受講生は、定年帰農や新規就農を志す新見市内をはじめ、兵庫や東京、大阪、北海道など県内外からの新規参入者です。トマト、ピオーネ、モモ、リンドウの各コースに分かれて昨年春から年5回程度、基本作業を実習しました。経験が裏打ちする技術や経営ノウハウなどをJA生産部会のベテランから教わりながら、生産基盤を整えました。

就農準備講座でベテラン農家からせん定作業を学ぶ新規就農者ら

1月下旬にはピオーネの6回目の講座でせん定を学びました。受講生は1年間の実習を終え、教科書通りにならない農業の難しさや適期作業の大切さなどを痛感。受講生の一人は「新しい土地でのゼロからの農業と生活に不安があった。初めての作業に慣れず大変だったが、早く畑を斡旋してもらえ、この春から生産拡大も計画している。住居の確保を急ぎたい」と意気込みました。指導にあたった農家の吉岡朝晴さんは「経験しながら覚え、まずは木をしっかり育ててほしい」と励ましました。

就農相談会には担当者の他、昨年の春にトマトで就農した鎌田茂さんも出向き、産地の支援体制や農業のやりがいなど経験談を交えて情報提供しました。鎌田さんは「若い内は思いついたらすぐに行動してほしい」「住民とのつながりを大切に地域からかわいがられる農業者になってほしい」などと助言しました。

大阪で開かれた就農相談会「新・農業人フェア」。新見市で新規就農した農家も出向いて情報提供しました。