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第11回全国和牛能力共進会の出品へ 優良牛を増産

2015.5.2

 JA阿新は第11回全国和牛能力共進会(宮城全共)に向け、優良牛の生産拡大を進めています。今回は第7区(総合評価群)の出品対策として従来から取り組む人工授精の技術だけでなく、新たに授精卵移植や性判別の技術も導入しました。交配作業は大詰めを迎えており、種雄牛「北盛栄」の系統で前回の倍にあたる20頭の候補牛の中から4頭の選抜を目指します。

 種雄牛「北盛栄」は、前大会の肉牛の部で2席入賞の実績がある「新初英」を上回る肉質が期待されています。一方で、種牛には体の大きさが求められ、優秀な出品牛を選ぶためには、候補牛の絶対量の確保が必要と判断しました。そこで、市内の大規模農場の協力を受け、授精卵移植による増頭に乗り出しました。

 授精卵の移植作業は6月まで進め、分娩は来年1月から随時始まります。性判別の技術も活用し、約9割の確率で雌を生産できる見通しです。この中から2年先の大会を見据えて育成と選抜を進めていきます。JAの畜産課は「産地規模は小さいが、和牛のルーツを誇る新見市の意地をみせたい」と出品対策に意気込みます。

人工授精によって候補牛の生産を進める関係者
人工授精によって候補牛の生産を進める関係者