旬の話題

リンドウ1億円産地へ/国内初の選別機を整備

2018.6.13

JA阿新は、特産リンドウの生産拡大に向け、国内初となる最新型選別ロボットを導入した新たな共同選花場を整えました。同花卉部会の規模拡大が進み、1戸当たりの出荷本数が倍増したことに対応。全自動で選別・結束し、日量3万5000本を安定出荷できる能力を備えました。6月11日に開所式を開き、山本日吉司組合長は「1億円産地の早期確立を目指したい」と力を込めました。

最新型ロボットで全自動化したリンドウの選花場

部会は2007年から機械による共同選別に全国に先駆けて取り組み、品質の均一化と生産拡大を進めてきました。当初は農家1戸当たりの平均作付け6aほどでしたが、今では新規就農者ら若手農家の専業化や法人組織の参入などによって倍の12aに拡大しています。西日本一の産地を形成し、今年は新見市内の31戸が4haで栽培。出荷100万本、5000万円の販売を目標に掲げ、13日から稼働を始めます。

新たな選花場には、県や市の事業を活用して選別ロボット2台を整備しました。従来機では人の手に頼っていた、花の段数や長さの振り分け、束ねてひもで結ぶ作業を全自動化しました。20人役を半分に減らすだけでなく、1日の最大処理量を1.5倍に増やして作業効率を高めました。

昨年まで出荷ピーク時の盆や彼岸には、大規模農家への出荷制限や個別選花で対応したり、翌日に出荷を持ち越す事態が発生していました。体制の再構築によって、適期収穫や肥培管理に専念できるよう農家を支援し、JA自己改革に掲げる農業生産の拡大と所得増大につなげます。

同部会の奥山亮部会長は「新規就農者を増やし、新鮮なリンドウを安定して市場に届けたい」と産地発展に意気込みます。