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地域を担う人材育成へ/新規就農、職員の研修に/トマト団地入植

2018.6.13

JA阿新は、自己改革の目玉である農業経営事業で特産トマトの栽培をスタートさせました。県や新見市が整備した神郷高瀬地区の生産団地で入植の準備を進め、今春、ハウス4棟11aのほ場が完成。6月11日に2500本の苗を植えました。部会の一員として出荷する他、新規就農希望者やJA職員の体験研修、新技術の実証にも取り組みます。

トマトの苗を植えるJA職員

今年は新規就農希望者1人を臨時で雇用しました。栽培に従事し、給料を受け取りながら独り立ちに必要な知識や技術、経営感覚を学んでもらいます。就農を志してUターンした山下智史さん(33)は「農業の経験や知識はないが、JAに勤めながら勉強や準備ができるのでありがたい。2、3年先には独立したい」と意気込みます。

独立を目指してJAのほ場で研修に励む山下さん

JAの一般職員も肥培管理や収穫に励みます。身を持って農業の苦労や喜びを感じ、組合員の立場で考え行動できる人材の育成につなげます。不祥事未然防止のための職場離脱や新採用予定職員の研修メニューにも取り入れます。

入組2年目の石田圭吾さんは「ハウス設置や苗の植え付けとも初めて経験した。日々の業務で農業のことを聞かれるので、もっと勉強して答えられるようになりたい」とやりがいをみせました。

トマト部会の橋本澄男部会長は「農家の相談にのり適切なアドバイスができるよう、経験を通じて営農指導のスキルアップを図ってほしい」と期待を寄せます。

JAの山本日吉司組合長は「JAが農業公社の役割を担い、生産を手掛けるだけでなく、新規就農者の相談や研修にも応え、地域活性化に貢献したい」と展望します。

トマト11aを栽培する神郷高瀬地区のほ場