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桃出荷に希望つなぐ/断水や道路寸断で苦境/JAや部会が奮起

2018.7.15

JA阿新桃部会は、西日本豪雨によりライフラインがままならない中、主力の赤い桃「白鳳」「浅間白桃」を懸命に届けています。産地では通行止めや断水が続き、農家は今なお普段の生活を取り戻せていません。それでも販売目標9000万円の達成を目指して前を向き、JAの二摩一正専務は「直売まつりなどを通じてしっかり届け、逆境を希望に替えて頑張ろう」と奮起を促します。

今年は新見市草間地区を中心に60戸が22haで栽培。結実が良好で満を持して肥培管理に取り組み、後は出荷を待つばかりでした。そこに記録的な大雨を受け、当初は水分過多による果実の裂けや糖度低下が懸念されれました。

7月10日にはJAや市場、選果場の担当者、農家約50人が集まって出荷規格や広島・岡山の各市場の情勢を確認。適期に収穫し、選果場で一玉ずつ糖度や外観をチェックする出荷体制を徹底することを申し合わせました。この日は予定数量の半分ほどでしたが120㎏の出荷にこぎつけました。

幸いにも畑や木の損壊、果実の落下は免れました。しかし、水道供給施設の水没によりほとんどの農家への生活水が7月6日から止まったままです。給水車で最小限の水をつなぎ、猛暑の中、飲料水や入浴への不安を抱えながらの収穫、出荷作業が続きます。一部の集落につながる道路は崩落で通行止めが続き、JAは遠回りしながら連日集荷に奔走しています。

長岡一郎部会長は「草間台地は山の上で水はけがよく、被害は少なくて済んだ。1日も早い生活の復旧を願っている」と希望をつなぎます。

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JAや市場の担当者と共に出荷基準を確認する農家