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水稲防除にドローン/担い手の育成強化へ/運用サポート

2018.8.1

JA阿新は、JA自己改革に掲げる担い手の育成強化の一環で、農業用ドローン(小型無人飛行機)の運用支援に乗り出しました。この夏には管内の担い手に5台を導入し、7月末から水稲の防除作業で稼働を始めました。JAが講習の受付けから機体の導入、運行のための各種手続きまで総合的に相談にのり、フォローするのは県内で初の取り組みです。

管内で先駆けてドローンで防除作業する柴原さん

 

山間部に位置する管内は、小さな水田や急な畦畔が多く、防除作業の省力化と効率化が課題でした。無人ヘリによる空中散布事業で約130haを請け負いますが、それだけではカバーしきれない上、高齢化であきらめてしまうケースも出ていました。

 

担い手からは、より機動性に優れ、手軽に操作できるドローンを導入したいという要望も強まっていました。そこで、JAグループ岡山で取り組む「地域のモデル農家応援事業」の助成金も活用し、業者と連携してニーズに応えました。担い手の経営規模の拡大を後押しすることで、持続可能な農業の実現と耕作放棄の防止に期待がかかります。JA農機課は「米の品質底上げや若者が農業に関心を寄せるきっかけとなり、地域の活性化にも貢献したい」と展望します。

 

先駆けて導入したのが水稲担い手部会のメンバーで5haを手掛ける柴原辰三さん(71)です。これまでは、動力噴霧器でホースを引っ張りながら畦畔を歩き、1日がかりで作業していました。飛び地が多く、真夏の炎天下の作業は負担だったといいます。7月30日に稼働を始め、水田3筆50aの防除を15分ほどで済ませました。

柴原さんは「汗をかくことも少なく、楽しみながらできる。操作に慣れれば、作業の請負も検討したい」と期待を寄せます。