旬の話題

あしん広場へ出荷再開/復活ナスで巻き返す/ふれあい市場会員

2018.8.10

JA阿新の農産物直売所「あしん広場」で、西日本豪雨や猛暑を乗り越えて野菜を届けようと生産者が奮起しています。村上潔さん(70)もその一人で、冠水してあわれな姿となったナスに最善を尽くし、復活を遂げました。植えたばかりのキュウリは暑さで苗が焼けてしまうなど二重の天候被害を受けましたが、盆の出荷に間に合い、今後の巻き返しに燃えます。

西日本豪雨を乗り越え、JAあしん広場でナスの出荷を再開した農家(右)

村上さんは、水稲1.5ha、野菜30aを手掛け、直売所に毎朝、顔を出す常連です。伝統「広瀬ネギ」の他、ナスやウリなどを直売所向けに栽培していました。そこに7月の豪雨が襲い、田畑は高梁川から溢れだした濁流に飲み込まれました。2㍍近くまで水位が押し寄せ、ネギとウリは根こそぎ流され、ナス350本は支柱ごとなぎ倒されました。葉は枯れ、花や実が地面に落ち、「情けなくてやめようかと思った」と落胆しました。

それでも「せっかく植えたのだから気持ちを切り替えてやるしかない」と奮起。田畑に散らばった土砂や流木を片付け、倒れたナスを1本ずつ起して切り戻しました。キュウリは次作に向けて200本を植えました。猛暑で枯れてしまった苗はもう一度植え直し、朝晩通い詰めて水やりや樹勢管理に精を出しました。

その甲斐もあり、盆前から少量だが出荷できるまで回復しました。特に「大長ナス」は、皮に張りと艶があり、果肉がやわらかく仕上がりました。指名買いする客もいるほど人気で、客から「よく買いに来るのよ」と声を掛けられ、あらためて出荷の喜びがこみ上げてきたといいます。村上さんは「野菜作りは手間暇かけただけ応えてくれる。天候に左右されながらもいいものができればうれしい」と胸をなでおろします。

盆前から出荷できるまで回復したナス
皮に張りと艶があり、果肉がやわらかく仕上がった大長ナス。長さ45㎝くらいあり、煮たり焼いたりといろいろな料理で重宝します。

◆あしん広場お盆セールご案内 8月11日(土・祝)~8月15日(水)