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がんばろう源流米/水稲の豪雨被害60ha/18年産米の収穫に全力/担い手部会

2018.8.22

JA阿新は、西日本豪雨で新見市内の水稲農家320戸、60haが被害を受けました。稲の冠水や流出があった他、水田への土砂・雑木の流入、畦畔や水路の崩落など、まだ復旧の目途が立たない所もあります。猛暑も追い打ちをかけ、品質が心配されるものの、産地全体の影響は限定的と見られ、同JA水稲担い手部会は、8月下旬からの収穫に全力を注ぐ構えです。
17年産はJAの集荷実績が22年ぶりに目標の6万俵を突破しました。産地の食味や出荷量の底上げをけん引したのが同部会です。8月17日には第4回食味コンテストや出荷実績で優れた成績をあげた農家のべ60人に賞状や感謝状を贈り、生産意欲を高めました。

17年産米のJA集荷6万俵の突破に貢献したとして、感謝状を受け取った農家

18年産は、5月の田植え以降、生育は概ね順調でした。7月上旬に西日本豪雨に見舞われ、広い範囲で河川の氾濫による稲の水没が発生しました。一部で穂数の減少、枯れた葉茎が見られますが、ほとんどは生育が回復ししました。幼穂形成期に水を引けなかったり、湛水できなかったりする一部のほ場で品質が懸念されます。

この日は、会員や関係者ら120人が集まりました。良食味産地の地位を確立するため、「にいみ源流米」の一層の食味向上を目指すことを確認しました。堆肥の施用による土づくりを基本に密播疎植栽培やドローンなど新技術の活用も広げます。同部会の小郷昌一部会長は「豪雨による苦労や影響もあるが、収穫に専念し、生産を維持できる所得の確保に努めよう」と奮起します。

JAの山本日吉司組合長は「水田農業を維持していくため、土づくり資材の散布や病害虫防除、畦畔の草刈り作業もJAが直接担いたい」と意気込みます。

豪雨や猛暑を乗り越え、平年より1週間早く始まった稲刈り