旬の話題

香港でピオーネ好評/ブランド浸透で手応え/販路広げ所得増大へ

2018.10.3

JA阿新は、台湾や香港で特産ブドウ「ピオーネ」の輸出拡大を進めています。台湾では人気ブランドの地位を確立して継続的に販売を増やしており、新たな販路として香港を位置付け、宣伝活動に力を入れます。3年目を迎え、認知度は高まりつつあり、輸出業者は「新見・阿新のピオーネ」で注文が入るようになったといいます。

イオン香港の売り場で人気を集めるピオーネの試食販売

JAは全国トップクラスのピオーネの産地を抱え、今年は出荷量1200tを見込みます。JA自己改革に掲げる農家所得の増大を実現するため、東京、大阪といった大都市圏での販売拡大に取り組み、前年は過去最高の10億5300万円を売り上げました。自ら輸出を手掛けるのはリスクや負担がありますが、東京大田市場などで常連の仲卸業者が購入してから輸出することで販売力を強め、農家所得につながっています。

香港は、自由貿易制度をしくアジアの流通拠点です。台湾に続く有望な販路と判断し、2016年から新見市と協力して販路を開拓。百貨店や果実専門店、量販店などでの販売調査、店頭での消費宣伝に取り組みます。

 

当初はピオーネの品種自体の認知度がほとんどなかったものの、今年9月末にイオン香港2店舗で催したフェアでは2日間で400キロを完売しました。1房$149(2300円)で店頭に並び、JAの役職員もパンフレット配布や試食販売を通じて家族連れら買い物客に売り込こみました。

JAの武田彰夫常務は「店舗からは脱粒が少なく棚もちがよいと好評だった。試食が購買行動につながり、もっと知ってもらうことで消費拡大を狙える」と手応えをみせました。

イオン香港の店頭に設けた新見市JA阿新産ピオーネの販売コーナー