旬の話題

若者視点で認知アップ/ブドウ販売戦略で議論/岡山大学とJA阿新など

2018.10.5

JA阿新は9月末、地域農業の活性化に向け、岡山大学の学生らとブドウの販売戦略について議論しました。生産者の「旬の時季ならではの格別のおいしさを味わってほしい」との思いをかなえるため、消費者の多様なニーズに応える新たな売り方やPR手法などを探りました。若者の視点を産地づくりに生かし、担い手育成や生産拡大につなげます。

多彩なブドウを試食しながら生産者と意見を交わす大学生

学生と同JAぶどう部会の生産者、JA職員の他、中四国農政局や新見農業普及指導センター、新見市などの職員ら33人が参加。4つのグループに分かれて討議し、認知度アップが産地の活性化につながる点で意見がまとまりました。多くの人に知ってもらうことで新規就農者や観光客が増え、生産拡大と更なる宣伝につながり、結果的に販売拡大に結び付く好循環が生まれるとイメージしました。

具体的には、①インターネット交流サイト(SNS)やテレビ番組、芸能人、キャラクターなどを活用した情報発信で認知度を高める②インバウンド(訪日観光客)を意識したホテルのメニュー化、海外市場などで高級感を売り込む③品質等級別に購買者を想定した商品形態を作り、機内食やショッピングサイトでの販売、レストラン・カフェのメニュー化、コンビニ店で取り扱うなど売り場を増やすといったアイデアが出ました。

JA職員は“インスタ映え”をテーマにしたキャンペーンや台湾・香港での消費宣伝の取り組みなどを紹介。収穫や選別箱詰め作業、多彩な品種の試食など講義での体験をSNSで発信してほしいと呼び掛けました。

田中邦男部会長は「良いブドウを作ってお金になれば地域に人が残る。ブドウ作りは人づくり(担い手育成)と信じ、10年先、20年先、30年先までつながる産地にしたい」と展望します。