旬の話題

郷土料理でJA身近に/支所展示会の食堂好評

2018.11.8

JA各支所が開く秋の展示会で、女性部の食堂やバザーが組合員や地域住民のより所として好評です。「おこわ」「もち」「おでん」「けんちんそば」「さばずし」など、地元の食材を使った郷土料理や地産地消の味ばかりです。この土地ならではの気候風土や歴史、文化と共に育む農家女性の生活の知恵が息づき、組合員は展示会を心待ちにしています。

そば打ちを伝承する部員
そばにけんちん汁をかけて味わう「けんちんそば」

 

中でも「けんちんそば」は、全国でも稀なカルスト台地が広がる新見市草間地区で受け継がれてきました。かつて、畑作地の米食を補う貴重な穀物としてそばを栽培。そば打ちの技術は姑から嫁へと伝授し、展示会や年末に集まって学び合っています。新そばが仕上がる11月中旬にサトイモやゴボウ、ニンジン、ダイコンなど旬の根菜類を煮込んだけんちん汁をかけて味わうのが風習で、展示会の名物の一つにもなっています。

今年の展示会では、草間支部が2日間で600食を用意しました。「けんちんそば」をはじめ、「おこわ」「もち」などを目当てに組合員らが来場し、「展示会といえば『けんちんそば』というほど、JAは身近な存在」と評価しました。ベテランの部員は「打ち立てはコシ、風味とも格別。食文化の伝承を通じて地域に貢献したい」と意気込みます。