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楽しく水田除草  無線ボート実演

2015.6.3

JA阿新は6月2日、担い手農家の負託に応えるため、ラジコンボートを用いた水稲除草剤の散布作業を新見市内の水田で実演しました。あぜからの無線操縦で水田に浮かべたボートを走らせ、液状の除草剤をまく仕組みです。最新技術を一目見ようと農家約30人が集まり、遊び心をくすぐる快適で楽しい作業性や労力軽減の効果を実感しました。

社会で話題になっている無人航空機マルチコプター「ドローン」の農業利用に興味を持った農家がJAの農機課に相談したのがきっかけです。ユーチューブなどで情報収集し、昨年夏に実用化されたラジコンボートを見つけ、メーカーの協力を受けて実演することにしました。メーカーによればJA主体で実演するのは珍しく、県内では初めての試みといいます。JA農機課は「新型農機具の情報提供を通じて省力化だけでなく、かっこよい農業をPRし、後継者の育成につなげたい」と話しています。

 ラジコンボートは全長2mほどで、船体に薬液タンクを積んでいます。2サイクルエンジン動力によって発生させる空気の力を利用して水面を滑るように走ります。スクリュー式ではないので、苗を痛める心配はありません。農家は水田の中まで入る必要がなく、実際に

農家の興味をひくラジコンボートによる除草剤の散布実演
農家の興味をひくラジコンボートによる除草剤の散布実演

10a2分ほどで作業しました。
 水稲5haを栽培する難波靖洋さん(61)は「背負い式の動力散布機に比べ5分の1ほどに作業時間を短縮でき、水田面積を多く抱える農家にとってメリットが大きい。楽しく農業ができる」と導入に意欲をみせました。