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異常気象に強い稲へ 講習会や作業支援で対策

2015.6.5

JA阿新は、異常気象に強い稲を育てようと、田植え後の適正な肥培管理を呼び掛けています。長期予報で昨年同様に夏の日照不足が懸念されているからです。対策の一つとして6月3日、4日には、市内各地で講習会を開き、根の活性や食味改善に効果のある生産資材の施用、水管理などの技術を確認しました。資材の散布作業をJAで請け負う新たな対策も講じて良食味米の安定生産を後押しします。

昨年の夏は記録的な日照不足を受け、収量、食味ともに平年を下回りました。ただ、けい酸や加里といった成分を追肥によって補い、適正に中干しをした水田では、根張りがよく乳白粒の発生も少なめでした。倒伏や高温障害の対策にも効果があることがわかってきました。

各地の講習会には約100人の農家が集まり、実際に田植え後の稲の生育や雑草の発生状況などを確認。今年の気象や地域の実情に即した肥培管理を探りました。散布請負は「高齢で作業に負担を感じる」「忙しくて時間がない」といった農家に代わって作業することで施肥を徹底し、品質の底上げにつなげます。講習会に参加した農家は「けい酸加里の効果や水管理の大切さを実感している。天候やほ場をよく観察して細やかな管理に努め、おいしい米を作りたい」と意欲をみせました。

異常気象に負けないおいしい米を作ろうと、講習会で熱心に学ぶ農家
異常気象に負けないおいしい米を作ろうと、講習会で熱心に学ぶ農家