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障害克服し優秀勤労/直売所の荷造り任せて/JAあしん広場

2019.1.6

JA阿新が障害者の雇用安定に向けて採用する、従業員の山中勇職員(37)が県産業労働部長表彰を受けました。農産物直売所「JAあしん広場」で生産者からの荷受け管理などの仕事を受け持ち、この春で丸4年を迎えます。障害を克服して長年にわたって勤務する姿勢が、他の模範となる優秀な勤労者として認められました。

JAは、社会福祉法人「健康の森学園」と農業と福祉の連携に取り組みます。特産物の生産や売り場の提供だけでなく、就業の場も確保し、障害者の社会参加を支援しています。

山中職員は、同学園で花やシイタケの栽培を通じて就労訓練を積んだ園生の一人です。自宅から路線バスを乗り継いで片道1時間かけて通勤しています。主な業務は、JAアンテナ店向けに生産者が持ち込む野菜などの入った出荷用コンテナの荷造りです。トラックに積みやすいよう詰め替えたり、返却コンテナを洗浄したり、マイペースに働きます。生産者は「いつも整理され出荷しやすい」と喜びます。

初めは生産者から様々な要望を受けて戸惑っていました。それでも他の職員らからの助言や励ましを受けながら、出荷物の品目ごとにメモを取り続けました。今ではその日の出荷便の内訳を把握。直販課の他の職員は「集荷が多い日もトラックに積み残すことなく出荷できるようになった」と目を見張ります。

表彰式は11月に岡山市で開かれた「障害者ワークフェア・インおかやま」でありました。山中職員は「地域の人から『頑張って』と声を掛けられるとうれしく働くことに自信が付いた。話をよく聞き、もっと仕事をこなせるようになりたい」と意欲満々です。

JAアンテナ店に出荷する野菜を生産者から受け取る山中職員(右)