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小豆「大納言」の増産後押し/買い取り販売や作業機貸出/水田活用で所得アップ

2019.1.23

JA阿新は、小豆「大納言」の生産拡大を進めています。JAが手掛ける農業経営事業では今年度、昨年の倍の2haを作付けました。収量は7月豪雨など天候不順が響き、平年の半分にとどまる見通しですが、休耕田を有効活用できる他、高級和菓子などでの需要の高まりで安定販売が見込めます。

大納言は粒が大きく色鮮やかで煮崩れしにくいため、粒餡や赤飯などの原料として引き合いが強まっています。生産面では、地力が弱い土地や鳥獣害に悩まされている田畑でも栽培できます。その一方で、収穫後の脱穀・選別に手間と時間がかかります。

需要が高まっている小豆「大納言」。今年は天候不順の影響で収量が平年の半分ほどにとどまります。
水田を活用した小豆栽培(10月上旬)

JAは農家の生産意欲を喚起するため、産地交付金を手厚く配分している他、売り先業者も確保して全量を買い取ります。脱粒機2台の貸し出しでも支援します。JAは「水稲との複合で作付け、所得アップにつなげてほしい」と呼び掛け、2月中旬に座談会を開いて農家への情報提供や相談を受けます。

JA農業経営センターは、農家から耕作を引き受けた水田の一部に小豆を作付け、冬場の仕事と収益を確保しています。今年はほ場の排水対策を講じましたが、豪雨に加え、相次ぐ台風の影響で生理障害が発生しました。稲刈り後の11月から刈取りや乾燥を進め、1月に脱穀作業を本格化。収量は10a当たり50~60㎏ほどになりそうです。

同センター長は「収量アップが課題だが、地元産の安全安心な小豆の生産を確保しながら農地保全に寄与したい」と話します。

粒が大きく色鮮やかで煮崩れしにくいため、粒餡や赤飯などに向きます。JAあしん広場で販売しています。