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リンドウ主力に1億円へ/過去最高の販売で弾み/JA阿新花卉部会30年で大会

2019.3.9

JA阿新花卉部会は今年度、特産リンドウや菊などの出荷本数が100万本を超え、販売高が過去最高の5000万円を突破しました。西日本豪雨や台風などで2㌶が被災したものの、新たに整備した選花場や取引先の拡大などにより出荷本数を確保しました。3月8日には部会設立30周年記念大会を新見市で開き、農家をはじめ関係者ら74人が喜びに沸き、1億円産地への飛躍を誓いました。

山本組合長から感謝状を受け取る白石昌義さん、田辺薫明、谷村悦子さん(左から)

1990年に発足した同部会は現在、農家31戸がリンドウや菊、トルコギキョウなどを4.5haで栽培します。この内、リンドウは2000年に導入。夏冷涼な気候が高品質な生産に適していることから産地化に乗り出し、水田転作を中心に作付けを広げ、今では4haに及ぶ西日本最大の産地に成長しました。

全ての農家がほ場にハチ避けネットを設置して品質管理を徹底する他、JAが整備する共同選花場を通じて品質のばらつきをなくしました。今年度は選別、結束、箱詰めまで全自動でこなすロボットの導入で作業効率を大幅に高め、ピーク時の盆や彼岸も全量を出荷。規格外品の販路も開拓して本数を増やしました。主要3市場の(株)JF鶴見花き、岡山総合花き、(株)花満は「品質へのこだわりと厳しい選別が安心感と信頼につながっている。阿新の花といえばリンドウというブランドが定着した」と評価します。

大会では30年の歩みを振り返り、産地化やブランド化に貢献した歴代部会長3人と市場3社に感謝状を贈りました。奥山亮部会長は「昨年は選花機の導入実現や豪雨災害での対応など産地の底力を感じた。大会を機に新たな戦略を練り、1億円達成に弾みを付けよう」と展望しました。

JAの山本日吉司組合長は「奥山部会長を中心とした意欲的な取り組みで成果が上がっている。災害からの復興支援や新規就農者の確保などを関係機関と協力して進めたい」と述べました。