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第二の人生を新見で/ブドウ生産団地へ入植/生産部会がサポート

2019.3.12

JA阿新ぶどう部会の新規参入者らが今春、県や市が整備した生産団地に入植します。県外からIターンしたばかりの夫婦2組の他、新規就農のリーダー的な存在で自らも作付けを増やす米谷信義さん(48)です。計2haのほ場には真新しい棚が整い、メンバーは3月下旬の苗木の植え付けに向け、ビニール被覆用の簡易型トンネルの設置を急ピッチで進めています。

県や市が新たに整備したブドウ生産団地に入植するJA阿新ぶどう部会のメンバー。先輩から教わりながらほ場の準備を進めています。

 

同団地は、ブドウ「ピオーネ」の一大産地を形成している新見市豊永地区に2017年に完成しました。県外からの新規就農者が安心して農地を借りられるよう、市有地として管理運営します。標高437mの日当たりのよい高台に広がり、一か所にほ場がまとまる立地条件です。

米谷さんは、15年前に県外から新規参入し、安定した経営を確立しています。その実績を買われ、同団地に入植する新人を育てる部会のアドバイザーを任されました。一方で自らも樹の改植や規模拡大に向け、同団地で50㌃を新たに借り受けました。米谷さんは「Iターンによる新規参入者だけでなく、Uターン就農者や後継者ら地域住民にも団地を貸し出せるよう条件を緩和してほしい」と要望。新規参入者には「地域に根付いて50aで1000万円を売り上げ、今後の新規就農の模範になってほしい」と期待を込めます。

入植するのは長野県、大阪府からそれぞれ移住した芦澤芳夫さん(54)、杉本昌幸さん(50)の各夫婦です。既に市内の農家に研修に入り、新天地での農業や田舎暮らしに胸を躍らせ、朝から晩までほ場の準備に汗を流します。芦澤さんは「この土地ならではのブドウ作りを習得したい」と意気込みます。杉本さんは「お金も大事だが、自然の中で楽しく作業に励み、よいブドウを作りたい」と第二の人生を描きます。