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ドローン活用拡大/今年は除草剤散布も/JA阿新で6機導入

2019.5.10

JA阿新が水稲担い手農家の省力化を支援するために導入を進める、小型無人飛行機ドローンの普及が広がってきました。機動力に優れた空中からの作業が山間部で効果的な上、導入や運用、整備などをJAが取り次ぐ態勢も整います。法人を中心に関心が高く、JAグループ岡山の助成事業を活用して今春までに合計6機を導入。病害虫防除での活用だけでなく、除草剤の散布実証にも取り組み、汎用性を探ります。

初中期除草剤を散布するドローン

この内、新見市内で水稲18haを手掛ける(株)米見は今春、1機を導入しました。初中期除草剤の散布も新たに試します。これまでの作業では、田植え機で同時に施用していましたが、水田が山間に散らばり、水管理を徹底できないのが課題でした。雑草が残った場合は、動噴を背負い、ほ場の中に入っての作業も強いられました。

 

そこで、田植え後に湛水が安定してから、ドローンで一斉に散布することにしました。機体の導入に合わせ、粒剤散布用の装置を付けました。5月8日に田植えをしたばかりの水田6haで実施。水田の2~3m上で機体を往復させ、薬剤を均等に落としました。作業は実質2時間ほどで済みました。

同社の奥津賢司代表取締役は「初めての試みだったが、散布状態も良く順調だ。病害虫防除を見据え、作業請負にも取り組みたい」と手応えをみせます。

JA農機課は「ドローンの本格導入が2年目を迎え、軌道に乗り始めた。安全安心な運用を支援し、担い手のニーズに応えていきたい」と先を見据えます。