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ピオーネ11億円へ好スタート/霜害あきらめず丹精/品質に妥協なし

2019.9.11

出来栄えを確かめ、気持ちを奮い立たせる田中部会長と別所副部会長
JAグループ岡山テレビ番組「笑味ちゃん天気予報」の取材を受ける生産者。「おいしい。また食べたい」と思ってもらえるピオーネを作りたいと願いを込め、房の一つ一つを育ててきました。毎年、天候が異なり、試行錯誤の連続ですが、収穫は苦労が報われる時なので一番の楽しみです。
東京大田市場でのトップセールス。加藤勝信厚生労働相も駆け付け、仲買人らへ売り込みました

JA阿新ぶどう部会は、新見A級グルメを代表する特産「ピオーネ」の出荷を本格化させています。5月上旬に数十年に1度といわれる霜害を受けましたが、JAが開く栽培講習会をよりどころに平年以上に手間暇を掛け、最善の手を尽くしました。13日には1200t、11億円の達成を誓い、田中邦男部会長らが東京大田市場に出向いてトップセールスします。

 

部会は今年、新見市内318人が87haを栽培。一部の地域で花穂が出始めた矢先に霜害に遭い、今年の再起は難しいと思われました。しかし、生産者は次に芽吹く花穂を信じて最後まであきらめずに畑に通い詰めました。芽かぎや花穂の整形など作業に費やした時間は平年の2倍以上に及びます。

 

9月9日に初出荷にこぎつけ、合計15tが選果場に集まりました。部会の役員や市場関係者、JA役職員ら40人が決起し出荷規格を確認。「市場の信頼に応えるためにも妥協は許されない。平年通り厳しく選別して出荷しよう」と品質へのこだわりをみせました。

 

仕上がりは若干小ぶり傾向ですが、果粉の乗りが良く、平年と比べても見劣りしません。芳醇な香りと濃厚な味わいに加え、甘み十分で酸味とのバランスも申し分ないといいます。東京、大阪、姫路、広島、岡山の各市場に出荷し、海外からも引き合いが入る好スタートを切りました。

田中邦男部会長は「最後までしっかり出荷する。国内外でおいしいと喜んでもらえれば苦労が報われる」と消費拡大に期待を寄せました。山本日吉司組合長は「新見市で最大の産業を担っている使命と責任を果たすため、部会、市場、行政など関係機関と協力して目標を必達し、新見を元気づけたい」と意気込みを述べました。

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