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ふるさとの桃畑を守る/農家の後継ぎ意欲/就農講座で袋かけ

2015.7.3

新見市草間地区で先代から続く桃畑を守ろうと、農家の後継者たちが栽培技術の習得に燃えています。

実習で袋掛けの作業に汗を流す後継者
実習で袋掛けの作業に汗を流す農家

祖父から父親へと受け継いだ産地は半世紀以上の歴史を刻み、息子世代へのバトンタッチの時期を迎えています。市の就農準備講座を受講する58歳の男性もその一人で、今年から父親に代わって経営の主体を担います。6月30日には講座で基礎をみっちり学びながら袋掛けに汗を流しました。

 同地区は、最盛期に60haの栽培団地が広がっていました。男性は「昔は桃の花が一面に広がっていたが、今では集落には数軒しかなくなり、遊休地が目立つようになった」と嘆きます。農家の3代目として父親から学べる間に就農しようと定年を前に会社を退職しました。

隣町から通いながら35aを栽培し、一部は老木からの改植も進めています。集落の遊休地を借りてブドウ「ピオーネ」も植えました。男性は「我流にならないよう、まずは基本となる道理を身に付けたい」と実習を受け、7月下旬の出荷に意欲をみせます。

講座に協力するJA阿新桃部会の長岡一郎副部会長は「定年後にふるさとに戻り農業を継いでもらえる定年帰農者の参入を期待している」と話しました。