旬の話題

豪雨を越えリンドウ咲く/最後まで大切に収穫

2019.11.13

JA阿新花卉部会は、特産リンドウの今シーズンの出荷を終えました。昨年の西日本豪雨で被災し、全体の株数が減りましたが、目標の110万本を目指して最後の1本まで大切に収穫しました。定年を機に栽培を始め9年目の新見市哲西町の黒笹明さん(69)・佐代子さん(65)夫妻は、被災した株に2年越しで愛情を注ぎ、約5万本を出荷しました。

昨年の豪雨を乗り越えて丹精したリンドウを最後の1本まで大切に収穫する黒笹さん夫妻

 

昨年は株の改植直後に豪雨が襲い、河川や水田からあふれた濁流が畑15a全てをのみ込みました。小さな株は冠水し、半ば諦めていましたが、「頑張って手を掛ければきっと応えてくれる」と信じ、夫妻で1株ずつ泥を洗い流しました。防除も繰り返し、管理を続け、今年は見事な花を咲かせました。

特別な思い入れがあったのが白い花「ホワイハイジ」です。「見たことのない色合いで植えてみたい」と、心をひかれ、栽培のきっかけとなった花です。今は全体の3分の1を占めるまで増やし、「ブーケにしたらすごくかわいいの」(佐代子さん)とほれ込みます。

今年は10品種1万株を栽培。11月3日に最後の500本を出荷しました。夫妻は「“きれいな花を咲かせてね”と声を掛け、花の身になって手を加え、成長を実感できるとうれしい。次は何色の花を植えようか」と笑顔で語ります。