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健康なトマト届ける/安定出荷へ低温流通や樹勢管理

2015.7.22

JA阿新トマト部会が「桃太郎トマト」の出荷を本格化させました。農家は10a収量1t増の目標を掲げ、夏場の高温下での予冷や生育の管理、熱中症に注意を払いながら収穫作業に専念しています。畑から低温状態を保ったまま市場流通させ、京阪神などの消費地に11月下旬まで届けます。7月中旬には講習会を開いて出荷量640tの達成に向け結束を固めました。

11月下旬まで出荷が続く桃太郎トマト
11月下旬まで出荷が続く桃太郎トマト

近年は夏の高温や日照不足など異常気象の傾向が強く、秋以降の安定収量の確保が課題になっています。昨年は記録的な日照不足で出荷量が計画の8割ほどにとどまりました。今年は農家77人が8.5haを栽培。作業時に空調服を着用するなどハウス内での熱中症予防に取り組みながら、トマトの光合成や根の活性を促すなど樹勢の維持に努め、昨年の巻き返しを狙います。橋本澄男部会長は「元気な農家が健康に育てた新鮮なトマトを届けたい」と力を込めます。

 講習会では、夏場の作業安全や収穫後の品温管理などを確認しました。翌日の出荷予定数量を前日に取りまとめて計画的に販売することも申し合わせ、JAの山本日吉司組合長は「農家、選果場、全農の連携によって販売力を強化したい」と述べました。