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和牛の生産を地域で守る/牛まつりで意欲

2015.8.18

新見市和牛改良組合の井倉支部は、和牛の生産を守ろうと懸命に力を注いでいます。高齢化で繁殖農家が12戸に減ったものの、公共牧場を拠点に生産意欲を高め合い、ここ数年の子牛の出荷頭数は横ばいを維持しています。8月中旬には同牧場で牛まつりを開き、森立夫副支部長が「地域で支え合って和牛の生産を堅持しよう」と呼び掛けました。

同支部は繁殖牛72頭の飼育でブランド「千屋牛」の生産を下支えしています。公共牧場に蓄積されているベテラン農家のノウハウを生かし、子牛を早期離乳で預かったり、受精卵移植を積極的に活用したりして1年1産以上を確保。前年度は計74頭の子牛を出荷しました。

牛まつりでは、最高価格で子牛を販売した冨谷英治さん(68)を表彰した他、子牛と成牛の23頭を牧場に集めて改良技術を学びました。冨谷さんは子牛の生産拡大に意欲満々で、同牧場を利用しながらベテランから技術を習っています。繁殖牛6頭の経営を手掛け、前年度は受精卵移植によって子牛20頭を出荷しました。「今後は年間30頭の出荷を目指し、繁殖牛を12頭まで増やしたい」と先を見据えます。

JAの山本日吉司組合長は「千屋牛は新見市、JAの財産と考えている。牧場を拠点に生産を守り、産地をけん引してほしい」と期待と寄せます。

牛まつりで和牛の改良技術や成果を確かめ合う農家
牛まつりで和牛の改良技術や成果を確かめ合う農家