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千屋牛増頭へ弾み/組織一つに基盤強化/共進会でアピール

2015.8.29

JA阿新と新見市、同和牛改良組合は、地域ブランド「千屋牛」の増頭と農家経営の安定を目指し、生産基盤の強化に乗り出しました。肥育部会など4つの農家組織を統合し、縦と横の連携を図りながら子牛の生産から肥育まで一貫して生産します。8月28日には市内で共進会を開き、和牛の出来栄えを競うなどして産地一丸で生産振興に弾みを付けました。

新見市畜産共進会でグランドチャンピオンに輝いた新木さんと愛牛の「45たま8の18」
新見市畜産共進会でグランドチャンピオンに輝いた新木さんと愛牛の「45たま8の18」

 

同組合は行政やJAなどと連携し、繁殖農家を母体に国内最古の蔓牛(系統牛)を守りながら、「千屋牛」のブランド化に取り組み、生産を下支えしています。新たな組合は、従来の組織の枠を超えて情報や技術を横断的に共有し、後継者の育成や繁殖牛の増頭に取り組む他、枝肉データを反映した子牛の生産や雌牛の育成、飼料自給率の向上による低コスト生産などを進めます。肉用牛ヘルパー組合の事業も継承し、高齢農家らの飼育管理や子牛出荷にかかる作業負担の軽減にも取り組みます。同組合の堂本義春組合長は「子牛の高値が千屋牛増頭の追い風になるよう、合併を機にこれまで以上に産地で力を合わせて生産振興していきたい」と力を込めます。

今年の共進会では同組合の農家が手掛けた28頭を集め、資質や品位、体型などの出来栄えをアピールし、安定生産に向けて意欲を高めました。優等賞に19頭を選び、グランドチャンピオンには大佐支部の新木省二さん(75)が育てた「45たま8の18」が輝きました。新木さんは「全国和牛能力共進会で好成績を収めた地元系統牛の血筋を受け継いで育てた。肉質が抜群に良く、前駆が充実していて自信があった。肉質、体積、体型の三拍子がそろった千屋牛の改良に磨きをかけたい」と喜びを語りました。

優良牛28頭を集めて改良成果を競った新見市畜産共進会
優良牛28頭を集めて改良成果を競った新見市畜産共進会